静岡県立総合病院
先端医学棟

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県民医療の「今」と「未来」を
支える先端医学棟

先端医学棟では、「今」病院が抱える大きな課題を解消するために、手術部および放射線治療部門の再整備が行われ、念願であった既存施設からの大幅拡張および高機能化が実現されました。

手術部は、これまで12室だった手術室を県内最多の22室に増やし、手術中にCTスキャンやMRI撮影を行える手術室を新設しました。

また「未来」の県民医療を支える取組みとして、医療スタッフの育成を担う教育研修部および臨床試験・疫学研究を行うリサーチ サポート センターを併せて整備しています。

将来の変化への対応としては、15.5mを基本としたロングスパン架構と最大5.6mの階高、および二重床構造からなる「フレキシブル・フレーム」で建物全体を構成することにより、将来の平面変更や設備の更新・改修を容易に行える自由度の高い空間としました。

先端医学棟建設後は既存本館の耐震改修を行い、高度・先進医療を提供する県の中核医療施設としてさらなる機能強化を図ります。

建築主 地方独立行政法人 静岡県立病院機構
静岡県立総合病院
所在地 静岡県静岡市
構造 鉄骨(柱CFT)造
一部鉄筋コンクリート造
階数 地上6階
延床面積 20,569㎡
竣工年月 2017年6月
撮影 2.トリニティ・ゲート
 (静岡県立総合病院 ご提供)
1,3~7. 株式会社エスエス 名古屋支店
備考 『近代建築』2017年11月号掲載

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