業務の緊張から離れ、ゆったりと
過ごすことのできる快適な住まい
大阪労災病院の職員宿舎として、単身者用(1K)210戸、ファミリー用(3LDK)27戸の合計237戸を持つ宿舎が計画されました。職員が業務の緊張から離れ、ゆったりと過ごすことのできる快適な住まいを目指しました。
外観は近隣の住宅地や金岡公園の景観に配慮したシンプルで落ち着きあるものとし、スマートな印象を与えるデザインとしています。
全住戸が明るく快適な南向きとなる南棟、東側に広がる金岡公園への眺望が開ける東向き住戸の東棟を配した逆L型の配置とし、全住戸の陽当りや快適性を確保しました。南棟1階はプライバシーを重視し、住戸を設けず共用の用途のみとしています。また、今後予想される女性医師・看護師の増加に伴い、広場に面した明るい保育所を南棟1階に整備し、職員が安心して働ける環境の確保に寄与する計画としました。
各住戸内はすべてトイレ・洗面・浴室別とし、収納を十分に確保するなど日々の使い勝手に十分配慮するとともに、ファミリータイプは間仕切りの開閉により入居者のライフスタイルに合わせてリビングと一体利用ができる室配置とし、フレキシビリティを高めています。
建築主 |
独立行政法人 労働者健康安全機構 大阪労災病院 |
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所在地 | 大阪市堺市北区 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上10階 ほか4棟 |
延床面積 | 9,585㎡ |
竣工年月 | 2017年5月 |
撮影 | フォトワーク 砂川敏夫 |
備考 | 総住戸数:237戸 |