自然環境を活かした検査・研究所を整備
静岡県の環境と保健衛生の科学的・技術的中核機関として、健康危機管理への対応及び大気汚染物質への対策等を目的とした「環境衛生科学研究所」と、保健・医療・福祉サービスの総合的機関として、新型感染症等の調査・検査を行う「中部健康福祉センター(保健所)」で構成された研究施設です。
同時期に計画された、隣接する「静岡県生活科学検査センター」と植栽を連続させ、一体的な景観になるよう配慮しました。外皮を地面から浮かし、横スリット窓入れることで、背景の山々や青い空に浮かぶ「流れる雲」をイメージした外観デザインとしています。
「人を育て、自然を守るスマートラボ」をコンセプトに各階に設けたラウンジは、知的創造性を高めるサテライトオフィスとして位置付け、県産木材などの自然素材を多用したやわらかいデザイン、背景の自然と一体化するような開けた空間とすることで、部門間交流によるイノベーションを促す場としました。
全フロア二重床構造を採用する等、将来の研究・調査ニーズ変化にも柔軟に対応出来る機能と設備を備えた施設としています。
建築主 | 静岡県 |
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所在地 | 静岡県藤枝市 |
構造 | 鉄筋コンクリート造(免震構造) |
階数 | 地上5階 |
延床面積 | 7,343㎡ |
竣工年月 | 2020年3月 |
撮影 | ライトハウス 勝呂 |