三越日本橋本店

東京都歴史的建造物の免震化

百貨店の老舗三越の本店として、また日本初のデパートメントストア「三越呉服店」として大正3年に建設されました。竣工当時としては最新の米国鉄骨カーテンウォール式煉瓦造を採用し、地下1階地上5階、延床面積4,003坪で、当時の新聞では「スエズ以東最大の建築」と讃えられました。以来、日本の商業・経済の中心地である日本橋の顔となっています。

その後数回に亘る増築を行い、現在の姿となります。築100年を超える年月に亘り、百貨店建築としてのデザイン、そして、三越の伝統という魅力を保ちつつ、常に時代に即した保全を積極的に行なってきました。2008年にはバリアフリー化工事とともに免震化が完了し、今なお日本を代表する百貨店として、快適で魅力ある空間を人々に提供し続けています。

建築主 株式会社 三越
所在地 東京都中央区
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(免震構造)
階数 地上7階 地下3階
延床面積 71,727㎡
竣工年月 1914年9月
(バリアフリー・免震化工事2008年9月竣工)

OTHER WORKS