子どもたちの「風景」をつくる
変化に富んだ空間
子どもたちにとって、学校は原風景を記憶する大切な場です。ここで生活する子どもたちの記憶が「行為」だけではなく、場を含めた大切な「風景」となることが重要と考えました。アクティビティを生むエレメントをさりげなく仕掛け、それらを変化に富んだ空間で繋いでゆくことで、子どもたちの体験する「風景」をより豊かに演出することを心がけています。
外観は建物の大きさを感じさせないように分割し、明るく楽しげで暖かみを感じる色彩を用いながらも全体の調和を図りました。安全面については、設備を充実させ外部からの侵入を防ぐと同時に、地域の目が児童を見守るという効果も意識し、市民の生活の場とグラウンドをつなげ視線を通し、周辺から学校が見える校舎の配置としています。
建築主 | 調布市 |
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所在地 | 東京都調布市 |
構造 | 鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上3階 地下1階 |
延床面積 | 11,067㎡ |
竣工年月 | 2002年7月 |