茨木市南市民体育館

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スポーツ施設としての
明るく軽快なデザイン

茨木市の南に位置する土地区画整備事業島地区内に「楽しめる施設づくり」を大きなテーマとし建設されました。アリーナ屋根は大きな曲面を斜めにカットした形状で、立体トラスにより複雑な屋根形状を実現しています。南面の曲面の透けた大きな庇が、建物の表情を軽快で特徴あるものにしています。内装はブルーをシンボルカラーとして、大柄なピクトサインやスポーツのシルエット・イラストを描くことで、スポーツを楽しむ期待感が持てるような明快なデザインとしています。

メインアリーナは2階に配置し、1階はロッカー室のほか、ダンスや剣道などを行う多目的室や卓球室、トレーニングジムなどで構成されています。建物中央に巾5mの広い廊下を設け、そこから各室へ展開するシンプルな平面計画です。メインアリーナに向かう階段は吹き抜けに面して明るく、上階への移動中にも変化に富んだ楽しい空間を提供しています。

雨水を植栽散水に再利用など地球環境に配慮した施設としています。太陽光発電パネルでの発電状況を1階中央廊下のモニターに映して利用者の目に触れるようにし、地域住民の環境に対する啓発を行っています。

建築主 茨木市
所在地 大阪府茨木市
構造 鉄筋コンクリート・鉄骨造
階数 地上3階
延床面積 5,285㎡
竣工年月 2010年3月

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